Long-term survival in older patients given propofol or sevoflurane anaesthesia for major cancer surgery: follow-up of a multicentre randomised trial
Long-term survival in older patients given propofol or sevoflurane anaesthesia for major cancer surgery: follow-up of a multicentre randomised trial
https://www.bjanaesthesia.org/article/S0007-0912(23)00032-6/fulltext
□背景・目的
実験的環境において、静脈麻酔の方が吸入麻酔よりがんの再発を抑制する可能性が報告されている。一方、臨床研究では相反する報告が混在している。(いずれも観察研究)
□仮説
プロポフォールによる全静脈麻酔は、治療可能ながんの術後3年以降の生存を改善する。
□方法
■研究様式 RCT
■患者/対象 65-90歳の患者
原発がん、非神経性腫瘍かつ過去に化学放射線療法を受けていない。
全身麻酔で2時間以上の手術が予定されている。
■inclusion/exclusion criteria精神疾患、疎通困難、ASA-PS>=4、child-Pugh C, 透析患者
脳神経外科手術
■対照 プロポフォールによる全身麻酔 vs 吸入麻酔による全身麻酔
■期間 2015年4月1日から2017年10月29日
■主要評価項目 全生存期間
■副次評価項目 無再発期間、無イベント期間
■統計学的処理 筆者らの過去の研究から、がん手術後の高齢者の3年死亡率が30%であることから、セボフルラン群では30%、プロポフォル群では20%に減少すると仮定した。α=0.05 検出力=80%、として588例、フォロー中断例が20%あると仮定し735例が必要と算出。主要評価項目、副次評価項目:カプランマイヤー曲線、群間差はLogrank検定Cox回帰モデルで年齢、性別、BMI、ASA-PS、原発巣、OperativeStressScore、TNM分類、施工場所の因子を調整 効果判定はハザード比と95%信頼区間で示した。3年後のQOLパラメータはマンホイットニーのU検定で示した。有意差 P<0.05 に設定した
□結果 主要評価項目: 両群に有意差なし
副次評価項目: 両群に有意差なし
□著者の考察 予後の改善を目的として、高齢者にプロポフォールによる全身麻酔を選択してはいけない。
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